- HOME
- 診療案内
虫歯について
虫歯はまず、歯の表面に覆われているエナメル質に発生します。この段階では痛みはあまりありません。エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行すると、その部分が黒く見えます。また冷たいものや熱いものを食べた時に、歯がしみることがあります。
歯の神経まで虫歯菌に感染すると、歯が痛み出します。ここまで症状が進行すると、虫歯の部分を削るだけでなく歯の神経を取ることも必要です。治療が完了するまでに時間がかかりますし、神経を取ると歯がもろくなってしまいます。
さらに悪化すると歯のほとんどが溶けてしまいます。ここまで虫歯が進んだ場合は歯を残せず、抜歯の可能性が高くなります。
予防について
「歯が痛くなってから歯科医院に行こう」と思っている方がいらっしゃるでしょう。しかしお口の中に違和感がある時には、症状がすでに重症化しているかもしれません。また治療を何度も受けていると歯がもろくなり、最終的には抜歯になる危険性があります。ご自分の歯で食事を楽しむためにも、予防に力を入れるようにしましょう。
「予防はいつからやるべきですか?」と質問をいただくことがありますが、「歯のことでもう悩みたくない」と思った時が予防を始めるタイミングだと考えています。予防に興味のある方は、当院と一緒に健康な口内環境を目指しませんか?
お子さまの虫歯予防について
お子さまの歯を虫歯から守るために、当院はフッ素塗布とシーラント処置を行っています。フッ素は虫歯菌の活動を抑え、歯質を強化する働きがあります。定期的にフッ素を塗ることで、虫歯のリスクを減らせます。
シーラントは奥歯の溝を歯科用のプラスチックで埋める予防方法です。奥歯の溝は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れがたまりやすいですが、シーラントを行うことで健康な状態を維持しやすくなります。
またお子さまや親御さまに歯磨き指導を行っています。当院でセルフケアの方法を学び、ご自宅で実践してみてください。
根管治療について
虫歯がかなり進行してしまい、歯の内部にある血管や神経にまで到達した場合は根管治療を行います。これは虫歯に侵された歯を延命させるために行う治療方法です。
虫歯菌に感染した血管や神経を除去した後に、歯の内部を洗浄・除菌して、細菌が入り込まないように薬剤をつめます。歯の中は暗くて入り組んでいるので、精密な検査と治療が求められます。
虫歯が重症化して抜歯のリスクがある時でも、根管治療を行うことで歯を残せるケースがあります。歯を抜くことを決心する前に、根管治療をぜひご検討ください。
親知らずの抜歯の流れについて
親知らずの抜歯の際には、最初に問診やレントゲン撮影を行って状態を詳しく確認します。症状によっては歯科用CTを使い、精密な診査・診断をすることもあります。
検査後はお口の状態や治療内容について分かりやすくご説明します。患者さまに理解していただいてから治療に入りますので、不安なことやご不明な点があればご質問ください。
痛みや腫れがある時は応急処置を優先します。そして痛みがおさまり、歯茎の状態がよくなってから抜歯を行います。抜歯後は切開した歯茎を縫い、約1週間後に傷口を確認して問題がなければ抜糸します。